LGBT/FTM

FTMとして「今」何を考えてどう生きているのか

ムカイヤマ
ムカイヤマ
そんなに悩んでないんだよね~

ムカイヤマ(@3kyotoiju)です。

私はFTM当事者です。

(FTMとは?LGBTとは?性同一性障害とは?に関しては、別の記事で個人的解釈をします。)

今回は、FTM当事者として、いまこの瞬間をどう生きてるのかをお話しします。

限りなく男に近い性自認

性別に関して悩みがあるか?といわれると、自分自身については悩みも葛藤もないです。

自分の中で決着がついているからです。

性自認は女ではないと自覚していて、「限りなく男」だと自覚しています。

「限りなく」といっているのは、染色体がXXでどれだけ治療しても、一生変わることがないので、100%男だといえない部分があるからです。

染色体を変えることができたら、100%男だと自覚できるんですけど、そんな夢のような医学の進歩はまだまだ先の話です。

だから、「性自認は限りなく男に近い」と自覚していて、そこで決着がついています。

胸オペと性別変更をする「予定」

この記事を書いている段階では、戸籍名変更済み、テストステロンを投与中、卵巣がんによる内摘済みという、かなり珍しい状態にあります。

日本のFTMで私1人くらいじゃないかという状態です(笑)。

つまり、まだ胸だけがある状態です。

胸は小学生の頃から違和感がずっとあって、本当は乳腺除去手術を望んでいるのですが、なかなか資金を工面できなくて、そのままあります。

資金が工面できたら、すぐにでもオペの予約を取ります。あきらめてはいません。

胸が取れたら、戸籍の性別変更の申し立てを家裁にします。

「オペ資金をつくる→胸オペ→戸籍の性別変更」という予定を決めています。

胸オペも性別変更も、目標でも夢でもありません。

この方向に進むと決めています。

だから迷いはありません。

そして、生きていくうえでの精神的なストレスを確実に減らしたいです。

胸オペと性別変更で何かが大きく変わるわけではないけど、今よりは生きやすくなるなあと思ってます。

結局、自分の進む方向が定まっているので、悩んでないんですね。胸オペにしても、性別変更にしても、その時々で考えながら動いていきます。

ただ、予定というのは100%その通りにいかないもので、ましてがん当事者ですので、予定通りにいかないかもしれないよね、とも冷静に考えています。

予定通りにいけばハッピーだし、予定通りにいかなくてもそれはそれとして、ですね。

男らしさにはこだわっていない

先ほど、性自認は「限りなく男に近い」と自覚しているとお話ししました。

ですが、男に近いと自覚しているからといって、世間でいう「男らしさ」にはこだわっていません。

男らしさ・女らしさはジェンダーと呼ばれるものですけど、ジェンダーはこだわりがありません。

”男だから男らしくしなさい”って、この記事を書いている時点(2018.11)では、すでに古くさい考え方と思われてる傾向がありますよね?

一言でいうと、「らしさ」にしばられるのはダサイ。

日本に住んでいれば、男は男らしくしろっていう法律がないわけですから、法律がないことを守っているということで、好きにしています。

見えない「世間」「常識」なんて知りません。

男らしい部分もあれば、女っぽい部分もあるし、すべて自分の一部だと思ってます。

また、男の役割・女の役割といってる時点ですでに古い・ダサイなので、役割なんぞ知りません。役割もまた見えないものですし。

見えない役割にしばられるのはダサイし、あほらしいです。

だから役割もこだわりは全然ありません。

「男性」として自然に振る舞ってます(例外あり)

ふだんは、見た目が男性として完全にパスしていて、名前も男性名なので、私は世間では「男性」として認識されています。

ですので、先ほどの男らしさにはこだわってはいないものの、一般的に男として振る舞わなければならないところでは、最低限男として振る舞っています。TPOはわきまえています。

たとえば、男便所に入る、とかですね。(個室がにおうとキツイです・・・泣)

ただ、まだ胸があることで、入れない場所があります。

・温泉やサウナ
・水泳
・ジムやフィットネスなどの更衣室 など

つまり、胸があることがわかってしまう場所については、男女どちらの場所にも入れません。

でも、上記の場所は普段行くところではないし、進んで行きたいところでもないので、行かなければいいだけなので、行きません。

例外的に行けない場所はあるけれど、ほとんどの場所では「男性」として埋もれて動いております。

さら~っとカミングアウト

FTMであることのカミングアウトは、ケースバイケースでしています。

家族・友人・知人にはすべてカミングアウトしています。

カミングアウトして困ったことがないので、恵まれています。

仕事にかんしては。

WEBの仕事は、男性名であれば、必然的に男として認識されるので、カミングアウトの必要はないです。

性別を書く必要がないからです。

でも、自分の素性を知ってもらう時は、カミングアウトはしています。

つい最近までは、おおっぴらにカミングアウトするのは仕事上不利だと思っていました。

ですが、FTM、LGBT当事者であることは、変化や差別の対象ではなく、「個性」の一つとして認識されてきているので、さら~っとカミングアウトしています。

カミングアウトすることで仕事上不利になってしまったら、自分で選んだ生き方なので、不利になったことを受け止めて、違う道を動きながら探し続けます。

「ふーん、そうなんだ」で受け止めてもらえたら

私の3属性の一つである、FTM、LGBTについては、胸だけが引っかかってて、悩みも迷いもありません。

自分で決着がついているからです。

当事者であることで、他の人にどう思われるかは、受け取った人の問題なので、私にはどうにもできません。

すごくわかってもらおうとか、理解してもらおうとかも無理強いはしません。

偏見がある人に、時間やエネルギーを使ってまで関わろうとは思いませんし。

個性の一つとして、「ふーん、そうなんだ~」くらいで受け止めてもらえればそれでいいです。

ということで、FTM当事者として、いまどう考えていて、どう生きているか、についてのお話でした。