卵巣がん

卵巣がんは3年再発なく経過観察中です

ムカイヤマ
ムカイヤマ
卵巣がん発症から3年たってどう?今のところ大丈夫!

ムカイヤマ(@3kyotoiju)です。

私は、FTMでふだんは男として生活していても、生まれの身体は女体です。

女体なので、婦人科系のがんを発症する可能性があるわけで、2015年に卵巣がんを発症しました。

卵巣子宮全摘、ddTC療法(抗がん剤治療)を経て、いまは経過観察中で定期的に検査をおこなっています。

今回は、卵巣がんの発症・治療を経て3年たった現在(2018.11)の状態や思いをお話ししします。

卵巣がんによる身体への影響

1.ホルモンバランスの乱れによる更年期障害の症状が出る

2.抗がん剤治療で脱毛後、頭のてっぺんの毛があまり生えないのでボウズ

3.2018年1月にリンパ嚢胞炎にかかる

1.~3.それぞれについてお話ししします。

1.ホルモンバランスの乱れによる更年期障害の症状

手術で両方の卵巣を取っているので、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌は減ってしまいます。

もちろん月経もなくなってしまいます。

そのため、更年期障害の症状が出やすくなります。

普通の女性であれば、錠剤や漢方などで足りないエストロゲンを補うホルモン療法をおこないます。

ですが、私は性同一性障害で、10年以上テストステロン(男性ホルモン)を投与しているので、手術後もテストステロンを投与しています。

手術前は3週に1回でしたが、医師と相談しながら試行錯誤した結果、手術後は4週に1回の投与にしています。

私の更年期の症状は、「だるさ」です。

いつもだるいわけではないですけど、元気でピンピンもしていません。

体調は悪すぎず、良すぎず、無茶しなければまあまあ普通に生活できる、という感じです。

余談になりますが、卵巣と子宮を手術で内摘している、戸籍の性別変更をおこなっているFTM当事者が、個人差はあるけど更年期症状があって、人によっては重い、という話を前もって知っていました。

私はがんで卵巣と子宮を取ったけど、内摘をして性別変更をしているFTMの身体の状態と似ています。

ですので、内摘してるんだから、更年期は出ちゃうものとして、折り合いをつけています。

2.抗がん剤治療で脱毛後、頭のてっぺんの毛があまり生えないのでボウズ

抗がん剤治療をしている時は、副作用で脱毛して、つんつるてんの頭になりました。

普通の女性であれば、治療後はやわらかい毛質になるけど、毛は生えて伸びます。

でも私は、テストステロンを投与しているせいもあり、横と後ろはふにゃふにゃの毛が生えるのですが、てっぺんの毛があまり生えません。

卵巣がん後の影響一番受けているのは、私の場合は髪の毛です。

1か月以上床屋に行かなかったら、サザエさんの波平さんか、鉄腕アトムの御茶の水博士のような状態になるんです。。しくしく。

ですから、3~4週に1回は床屋にいって、バリカンを入れてもらってます。

男として生活しているので、ボウズでも支障はないのですが、ボウズの状態で人の前に出るのはちょっと嫌なので、外ではつねに帽子をかぶっています。

あと、いまさら見栄えをよくしようとは思ってないので、ウィッグは持っていませんし、かぶりません。

一生ボウズで決まりですね。

まぁ、仕方ないです。

3.2018年1月にリンパ嚢胞炎にかかる

手術・抗がん剤治療後、がんの再発はなく、無事に過ごしていたのですが、唯一どえらい目にあったのが、2018年1月にかかったリンパ嚢胞炎です。

リンパ嚢胞炎になる前にインフルエンザBにかかり、熱が出て治ったなあと安心したのも束の間、また高熱が出てきちゃいまして。

1ヶ月の間に高熱が2回出るという、どえらい目にあってしまいました(汗)。

手術でリンパ節をとっているので、リンパがむくみやすく、「リンパ浮腫には気をつけるように!」とはいわれてて、自分なりにケアはしています。

でもあの時期は、外にあまり出ないうえに、リンパケアを怠ってしまい、さらには免疫力が落ちていたようです。

そして、右足の付け根のできていた、リンパ嚢胞に菌が入ったらしく、炎症を起こして、高熱が出てしまいました。

本来は入院して抗生物質を投与する点滴治療するのですが、病院はうちから徒歩数分のところにあるので、10日間連続で点滴をするという通院治療となりました。

その後、服薬治療に切り替えて、検査の値も下がり、無事完治しました。

リンパ嚢胞炎のどえらい経験ものちの記事でお話しできれば、と思っています。

卵巣がんから3年生存して思うこと

私は性同一性障害当事者なので、卵巣も子宮もいらなくて、卵巣がんになっていなかったら、自費で取るつもりでいました。

でも、卵巣がんになってしまい、正当な理由による保険適用で卵巣も子宮も取ってしまいました。

ほかの卵巣がん当事者の方には、本当に本当に申し訳ないですが、

「保険適用で卵巣と子宮が取れてラッキー」

だと今でも思っています。

オペも抗がん剤治療も、入院や治療中はキツイこともあったけど、卵巣と子宮を取ってもらえてよかったです。

あとは、乳腺除去さえできれば、戸籍の性別変更ができる、と前向きでいます。

抗がん剤治療後は、検査しても異常はなく、リンパ嚢胞炎になったくらいで、ふつうに生きています。

更年期との折り合いやリンパのケアはずっと必要で、できる限りのことはやります。

そして、リンパ節転移がなかったとはいえ、がんが再発するかもしれない、という可能性があることもわかっています。

「がんが再発するかも」とおびえていないし、再発したとしても、抗がん剤治療で何をするかがわかっているので、再発した時に向き合う覚悟はできています。

がんが再発するかもしれないと思うと、5年、10年という長いスパンでモノを考えられません。

1年先、半年先のスパンでも考えられないです。まったくわからないから。

だから、

「今」を精一杯ていねいに生きる

のが現在の私の信条です。

東京五輪がある2020年が、がん生存率5年の節目の年です。

2020年までこのまま生きていけたらな、というのが今の願いです。

そして、生まれながらの性同一性障害と、一生つきあうパニック障害と、一時的に治っている卵巣がんという3つの属性がいまの私の個性だとはっきりと言えます。

ネガティブになりすぎず、変にポジティブにキラキラしすぎず、程よい感じで[今」を生きていきますっ!