パニック障害

パニック障害とうつ病の違い:当事者から見て

猪突猛進型のムカイヤマ(@3kyotoiju)です。

もも
もも
画像の子は似てるけどあたしじゃないよ!ワンちゃんをリアルで見たことないもん。

あなたがうつ病を併発していないタイプのパニック障害当事者(以下、PD当事者)だとしたら、うつ病の方を見ていると、

「一緒にされることがよくあるけどなんか違うんだよね」
「乗り物・広場不安がないからうらやましい」
「症状がなかったらどこでも行けるじゃん」

自分との違いを感じませんか?

うつ病併発タイプのPD当事者だと、うつ病のみの方を見たら、「うんうん、わかる」と共感できるとけど、併発してないタイプだと、うつ病の方を見て違和感を感じると思います。

そこで、今回はパニック障害とうつ病の違いを私なりに考えてみました。

精神疾患ではパニック障害もうつ病も同じくくりだけど

パニック障害もうつ病も「精神疾患」という大きなくくりでは、同じです。

世間からはメンヘラさんと一括りにされてしまうという(苦笑)。

世間にかんしては、

「メンヘラのどこか悪いんだい、あなたもメンヘラになる可能性があるから、人にやんやという時間と力があるなら、もっと自分のことに使えば?」

と適当に流しておけばいいんですよ。

世間がどうだろうが「自分がどうか」「自分の大切な人はどうか」が大事なので。

世間からしても、パニック障害とうつ病は同じように思われてるらしいんですね。

「うーーん、違うんだけどなあ・・・」

と言いたいけど、言う機会がないのでここでお話しします。

うつ病には不安がない?!

メンヘラさんなので、うつ病当事者さんとリアルでもネットでも話す機会がありましたし、自分なりに精神疾患を調べています。

話や知識をふまえた上でうつ病の方を見ていると、症状が出て、いわゆる「落ちている」時はしんどそうです。

・自己否定、自責が強い
・身体が重たくて動けない
・布団から出れない
・何もできない、したくない
・人と関わりたくない、会いたくない
・眠れない

などの症状が出ています。

私もうつ病を併発していた時期があるので、落ちている時のしんどさはわかります。

でも、落ちている症状が出てない時は、バスも電車も乗るのは平気、美容室や映画館に行くのは平気、何の問題もないよ、のはずなんですね。

行動する時の「不安」がないです。

だからうつ病の当事者がうらやましく思うことがよくあるんです。

症状が落ち着いていたら、不安なくどこでも行けるじゃないですか。

うつ病当事者がうらやましい理由

うつ病の人からすると、「えっ、不安がない私がうらやましいの?」とキョトンとされるかもしれませんが、うらやましいですよっ!

うつ病の方の中には、じつはパニック障害に無知な人もいて(自分のことで精一杯で他人に関心が向かなくて)、「ああ、外出に不安があるのがわからないんだな」とがっかりする時があります。

あくまでも私も感触ですが、うつ病の方は、パニック障害のことが意外とわかっていない印象を受けます。

うつ病の方でも、PD当事者の話をリアルに聞いてたり、自分で調べてる方は「なるほど」とわかってくれてるようです。

逆に、PD当事者はうつ病併発タイプの方が少なからずいるので、「違うんだけどなあ」と思いつつも、うつ病への理解がある方が多いような感じを受けます。

パニック障害は「不安」が鍵

パニック障害はうつ病とは違います。

うつ病を併発する方がいますが、パニック障害の症状が続いてうつ状態になっていくパターンが多いかと思われます。

私もパニック障害→うつ状態をたどりましたので。

うつ病とは違い、パニック障害は「不安」が大きく、「不安」がキーワードになります。

・バスや電車でパニック発作を起こしたらどうしようという予期不安がある
・しんどいと外出そのものに不安
・予約や約束をした時に、体調が悪くて発作を起こしたらどうしようと不安
・いつもパニック発作の爆弾を抱えてる感じ
・行きたいところに自由に行けなくて歯がゆい
・会いたい人に会えなくて歯がゆい

など「不安」そして自由に動けないことへの歯がゆさを感じます。

それで、症状が長く続くと、

・パニック障害である自分を責める、自己否定し始める
・動けなくてまわりに申し訳なく感じる
・家で発作が起こる、予期不安を感じてると布団にこもって休む
・眠れない

とうつの症状が出始めて、うつ病を発症する場合もあります。

併発タイプの方は、パニック障害が原因からのうつ病併発なので、うつ病のみ、の方とははっきりと違います。

パニック障害当事者はエネルギーも行動力も実はある

うつ病の方との違いは「不安」といいましたが、もう一つあります。

うつ病の方と重なってる部分もあるかもしれませんが、PD当事者はたくましさを持っています。

・準備を地球防衛軍並みにやっちゃう
・エネルギーに満ちているのでPDでなかったらドンドン動けちゃう
・時間にきっちりしている
・約束はきっちり守る
・完璧主義なので1つのことを100%いや120%の勢いでやっちゃう
・真面目で丁寧
・無意識に頑張ってしまう
・気配りができすぎて空回りすることがある
・うつ状態がなければ自己肯定感は自然にある
・実は生命力にあふれている

などなど、PD当事者さんは、不安さえなければ、エネルギーに満ちていて、行動力があり、物事をきっちりとできる人が多いです。他人への気配りもできすぎます。

「適当」「だらしない」「いい加減」とは無縁です。健常者で適当でだらしなくていい加減な人を見ると、イライラしますよね。

で、猪突猛進で生きてしまうもんですから、ある時ブレーカーがガン!と落ちて、発作を起こしたり、予期不安が強くなって、ブレーキがかかる、というわけです。

ブレーカーの落ち方が違う

パニック障害とうつ病の違いを見てきましたが、いかがだったでしょうか?

パニック障害は「不安」がキーワードで、うつ病は「自己否定」がキーワードだと考えます。

「不安」と「自己否定」は違いますよね。

あと、パニック障害は「対他の場所・人」が問題で、うつ病は「対自分」が問題になります。

どちらが悪いでもないし、どちらが良いでもないです。

また、どちらの症状が重いと比べるものでもないです。どちらもしんどさは同じです。

同じ状態は永遠に続かないからそれでいい

お伝えしたいのは、不安があっても自己否定しても、いつまでもその状態は続かないから、「それでいい」なんです。

ブレーカーの落ち方が、パニック障害なら「不安」、うつ病なら「自己否定」の違いがあるんですね。

症状があるときは自分のことで精一杯でしょうから、他人に目を向けなくてもいいです。

「ブレーカーが落ちちゃってるなあ」と客観的に見れて、「いまは休むときで、休んじゃっていい」と受け止められたらいいですよね。

でも、症状が落ち着いてきて、他人に目を向ける余裕があれば、「しんどさが違うんだなあ」と気づいてもらえたらありがたいです。

ブログの方向はパニック障害当事者さん向け

ちなみに、このブログでは、パニック障害の記事は、PD当事者さん向けに記事を書いています。申し訳ないですが、うつ病当事者さん向けには記事を書いていません。

うつ病を併発した経験がありますし、うつ病併発タイプのPD当事者さんがいらっしゃるのはわかっています。

でもうつ病のど真ん中当事者ではないので、うつ病についていい加減なことは書けません。

(PD当事者のいい加減ができない性格が出てますね 笑)

ブログを読む時は書き手の属性と環境を想像する

また、すでにうつ病の当事者さんで、うつ病のことを様々な角度からブログにていねいに書いてらっしゃる方が何人もいらっしゃるので、そちらを見ていただければ、と思っています。

ですが。

男性のうつ病ブロガーさんが多いのが気にならなければ、参考になると思います。

ホルモンバランス云々など婦人科系の話が一切出てこないので(当人は全く考えたことがないかスルーしてるか)、うつ病女子には共感できないところがあるんじゃないかなと思って見てます。

うつ病の女子ブロガーさんがもっと増えればバランスが取れるんですけどねえ。

ですので、ブログを見る時は、書き手の属性や環境を想像してから見て、参考にできるところは参考にするといいですよ。

ということで、話があちこち行ってしまいましたが、パニック障害当事者から見た、パニック障害とうつ病の違いについての私見でした。

それでは!