パニック障害

精神障害者保健福祉手帳とは?申請できる条件や等級の違い

精神障害者保健福祉手帳2級(以下、精保手手帳)を所持しているムカイヤマ(@3kyotoiju)です。

精保手帳は障害年金とセットといってもいい、精神疾患当事者を助ける福祉サービスです。

実際、症状が出ると、日常生活に支障をきたしているのですから、助けてもらえるところは助けてもらってもかまわないと思うのです。

へんなプライドはいらないです。

頼れるものは上手に頼るのも、生きる知恵ですね。

ということで、今回は精神障害者保健福祉手帳はどういうものなのか、交付を申請できる条件、手帳の等級を見ていきます。

わかりやすく書くように努めていますが、手帳というと法律や制度を扱うことになるので、難しい、わかりにくい点があるかと思いますが、ご容赦ください。

精神障害者保健福祉手帳とは

1995年に精神保健及び精神障害者福祉に関する法律が改正され、精神障害者も障害者として位置づけられて、障害者手帳を発行できるようになりました。

障害者手帳自体は、身体障害・知的障害が先にありますが、精神障害者には95年まで手帳がありませんでした。

また、手帳を所持していると、関連したサービスを受けることができます。

手帳は、本人のプライバシーを尊重して、身体か知的か精神かがわからないように表面には「障害者手帳」とだけ記載されています。

障害者手帳

精神障害者保健福祉手帳の管轄

障害年金の管轄は、国つまり日本年金機構(厚生労働省)ですが、手帳の管轄は都道府県です

管轄が違うので、役所の受付も異なり、

・障害年金は年金課
・手帳は福祉課

となっているので注意しましょう。

精神障害者保健福祉手帳の交付を申請する条件

手帳交付の対象となる精神疾患

手帳の交付を受けられる対象となる精神疾患は、以下になります。

・統合失調症
・躁うつ病
・非定型精神病
・てんかん
・中毒精神病
・器質精神病
・発達障害
・その他精神疾患

パニック障害やうつ病は「その他精神疾患」に分類されます。

上記の精神疾患が出ていて、長期にわたり、日常生活または社会生活に制限ががある人が手帳交付の対象となります。

手帳交付を申請できるのはいつから?

手帳の交付を申請できるのは、

初診から6か月以降

です。

精神障害者保健福祉手帳の等級の違い

手帳は1級・2級・3級とあります。

障害年金にも1級・2級、障害厚生年金なら3級とあります。

手帳の1級=障害年金の1級に相当
手帳の2級=障害年金の2級に相当
手帳の3級=障害厚生年金の3級よりも広い範囲

手帳の1級・2級は、障害年金の1級・2級と同じ程度の障害に相当する、と考えてよいです。

具体的に等級を見ます。

1級

「精神障害であって日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの」

具体的には、

・入院中
・通院や服薬が自力で規則的にできない
・家族や身近な人とコミュニケーションが取れない
・社会的手続きができない、一般の公共施設を利用できない

などの状態の場合、1級に相当します。

症状が出ていて日常生活を送るのがままらない、というのが1級の特徴です。

私見ですが、パニック障害で1級を所持してる方はほとんどいないと思います。

2級

「精神障害であって日常生活が著しい制限を受けるか、また日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの」

具体的には、

・通院や服薬は規則的にできても援助が必要
・掃除など身辺の清潔保持は援助が必要
・家族・友人・知人とのコミュニケーションを取るには援助が必要
・社会的手続きや一般の公共施設を利用するには援助が必要

などの状態の場合、2級に相当します。

2級の場合、日常生活を一応は送れるけど、「援助」が必要というのが特徴です。

私見ですが、パニック障害でもうつ病併発タイプの方で2級を所持している方がいると思います。また、うつ病で障害年金の2級を受給している方は、手帳も2級を所持されていると思います。

3級

「精神障害であって日常生活もしくは社会制限を受けるか、または日常生活もしくは社会生活に制限を加えることを必要とする程度のもの」

具体的には、

・通院や服薬は自力で規則的にできるけど援助が必要
・掃除など身辺の清潔保持は自発的にできるけど援助が必要
・家族・友人・知人とのコミュニケーションを安定して取れない時もある
・社会的手続や一般の公共施設の利用はできるが、援助が必要なときもある

などの状態の場合、3級に相当します。

日常生活は一応自発的に送れるけれど、ときに援助を必要とする、のが3級の特徴です。

私見です。パニック障害でうつ病が併発しておらず、バイトなど短い時間の労働ができる・できそうなタイプの方は3級を所持されていると思います。パニック障害当事者さんは手帳の3級を所持されている方が多い印象があります。

3級から2級へ等級変更

私の場合、障害年金を受給してない状態で手帳交付を申請すると、「3級」と等級がつきました。

パニック障害で、日常生活は一応は送れるけど、予期不安や発作の症状があり、外への移動が援助が必要なときが多いからです。

その後、障害基礎年金2級の受給許可が出てからは、等級を障害年金と合わせるために、手帳の等級を「2級」に変更する手続きをしました。

まとめ

ということで、精神障害者保健福祉手帳とはどういうものか、交付を申請する条件、等級についてのお話でした。

パニック障害であれ、うつ病であれ、精神科を受診して6か月がたったら、手帳の申請を検討して、受けられる福祉サービスを受けましょう。

誰でもなく、自分自身のためです。

それでは、このへんで。