パニック障害

世界一受けたい授業のパニック障害の内容は良かった【当事者より】

世界一受けたい授業 パニック障害

パニック障害当事者のムカイヤマ(@3kyotoiju)です。

2019年3月2日に、日本テレビ系列で放送された「世界一受けたい授業」の2時限目で取り上げたパニック障害について、当事者からみた感想をお話しします。

釈由美子さんのお志に感謝!

「世界一~」でパニック障害を取り上げるのを知ったのは、ネットニュースでタレントの釈由美子さんがブログでパニック障害を公表したところから知りました。

wikipediaを見ると、釈さんと私は歳が近いんですね。

10代後半で症状が出たとのことで、私が発症したのと同時期です。発症当時は「パニック障害」が認知されてなかったので、つらかったです。

芸能界にいる釈さんのご苦労は、想像できません。相当つらかっただろうと思います。

でも、現在は釈さんは結婚され、お子さんを産み、お仕事もされているので、寛解されてます。

ブログを拝見すると、ネットニュースで発言が切り取られると誤解を招くので、自分の言葉で話すため、著書出版や講演ができたら、とのこと。

有名な方が、自分の病気について語ってくださると、世間に認知してもらえるので、そのお志が当事者にはありがたいです。

世界一受けたい授業本編のポイント

「世界一受けたい授業」の2時限目本編はどうだったかというと。

番組制作スタッフさんが、ていねいに取材を行ってくれたおかげで、パニック障害の取り上げ方が当事者から見てもGOODでした。

番組ではパニック障害の特徴を、ポイントをおさえて取り上げていました。

・脳の誤作動からくる

・特定の場所で発作が起こる

・暴露療法について

・周りのサポートが必要

・ストレスをためない

○誰にでもなる可能性がある

「誰にでもなる可能性がある」「周りのサポートが必要」と先生がしっかりとおっしゃってくれたのは良かったです。

本当にそうなので。

有名人パニック障害サバイバーの番組協力

今回の番組のために取材協力してくれたのは、
中川家・剛さん、安西ひろこさん、大場久美子さんです。

3人とも、パニック障害は寛解しています。

パニック障害は、起こる症状も、どこで起こるかも、当事者によって違うことを踏まえたうえで、3人のケースについて見ていきます。

中川家・剛さん

特急電車だと発作と予期不安降りれなくて、各駅停車で1駅ずつ仕事場まで、弟・礼二さんと移動していたとのこと。

礼二さんの根気強いサポートのおかげで、じょじょに症状が良くなっていった、とお話しされていました。

私も電車で発作を起こしてるので、剛さんのつらさは自分のことのようにわかります。

私も1人だと、降りれない特急には未だに乗れなくて、頓服薬を事前に飲んで各駅で2駅ぐらいなら何とか行ける、という状況です。

安西ひろこさん

具体的な症状はわかりませんが、8年間芸能活動を休止してたとのこと。

予期不安が強いと外に出づらくなるし、出れない自分を責めてしまうし、おつらかったと思います。

ですが、仲の良いおばさんが、外に連れ出してくれて、お散歩やガーデニングに行くようになって、良くなっていったとのこと。

おばさんはパニック障害を理解してくれてて、安西さんを特別視するのではなく、本人のペースを尊重して、本人の状態に合わせて外に連れ出してくれたのではないのかな、と思います。

素敵なおばさんです。

大場久美子さん

大場さんは39歳に発症して、4年間病名がわからず紆余曲折をへて、パニック障害とわかってからは、本人なりに寛解するべく努力をされたとのこと。

大場さんのエピソードで私も使ってみよう!と感心したのは、メッセージカードです。

発作が起こっていたり、予期不安に襲われていると、呼吸が荒くなり、脈がはやくなる上に、周りを頼るのがうまくないので、「助けて!」など自分の気持ちを声に出せないんですよね。

ですから、自分の状態・気持ちを書いたメッセージカードを何枚か書いて、お守りがわりに持っておくのはいいので、後日やってみようと思ってます。

番組に出演していた釈さんとIKKOさんもパニック障害を寛解しているサバイバーですが、具体的な症状や寛解までのプロセスがわかりませんでした。

ですが、IKKOさんのエピソードで、お医者さんが書いた、当事者にとっては魔法の言葉「大丈夫」を書いた紙を持ち歩くのも、メッセージカードとともにいいやり方かも!と思いました。

世界一受けたい授業の感想

NHKではなく民放でパニック障害を取り上げるので、正直期待はしていませんでした。

ですが、「世界一~」の内容を見て、しっかりと取材をして、ていねいに番組を作ってくれたのがわかり、「やるじゃん、日テレ!」と褒めたいです。

有田さんのボケ回答だけはいらなかったですね(苦笑)。

釈さん、IKKOさん以外の出演者、上田さん、堺さんが、「パニック障害を理解しよう、当事者に寄り添おう」という姿勢でいてくれたのが救いでした。

当事者以外のあなたに伝えたいこと

この記事を見てくれていて、当事者ではないあなたにお伝えしたいのは、

・あなたもなる可能性がある

・パニック障害の症状だと調べてわかったらすぐに精神科へ

・電車やバスでしんどそうな当事者らしき人を見たら「呼吸をゆっくりとね、大丈夫ですよ」とささやいてそっと見守ってほしい

です。

それでは、ありがとうございました!